ウイルス性肝炎のワクチン接種

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ウイルス性肝炎の感染を予防するためのワクチンとして、A型肝炎に対してはHAワクチンが、B型肝炎に対してはHBワクチンがあります。C型肝炎に対するワクチンはまだありません。

経口感染のA型肝炎は衛生条件がよくなっているわが国では感染者が激減しています。しかし海外の地域によっては感染率が高いところがあるので、渡航前にワクチンを打つなど予防策を講じる必要があります。

B型肝炎ウイルスのキャリアはわが国で140万人もいると推定されています。B型肝炎の感染防止にHBワクチンが大変重要な役割を果たしています。

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HBワクチン接種の対象

○ B型肝炎ウイルスを持つ母親から生まれる子供。

○ キャリアの家族、婚約者
  血友病、再生不良性貧血、白血病など
  腎透析患者

○ 医師、看護婦、検査技師など

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HBワクチン接種の方法

B型肝炎ワクチンは全国各地の医療機関で受けることができます。

ワクチン注射をする前に、まず血液検査でHBs抗原陰性、HBs抗体陰性であることを確かめます。

注射は3回行います。1回目の注射をしてから、1ヵ月後に2回目の注射をします。3回目の注射は1回目から5、6ヶ月後に行います。3回目の注射が実施されて、2ヶ月ほど経過した後に血液検査で抗体ができたかどうかを確認します。

このような接種で通常9割ぐらいの人は免疫ができます。免疫が出来なかった人に対しては、追加接種が必要です。

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HBワクチンの有効期間

ワクチンの有効期間は数年から十年ぐらいと言われています。従って接種後、数年経過したら、また抗体検査を受ける必要があります。

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HBワクチンの副反応

ワクチンの副反応は通常あまりありませんが、たま時に過敏症や精神症状が現れることがあります。

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