規則正しい生活を送る
就寝時間、起床時間、食事時間をきちんと守ることが肝炎患者にとって大切なことです。食事は抜いたり増やしたりせず、1日3回とるようにしましょう。過労や無理な仕事をやめましょう。
バランスのよい食事で体力をつける
食べ物が不足する昔では、肝炎患者は高エネルギー、高蛋白質の食事をとるようにと言われていましたが、飽食の現代ではむしろ栄養の摂りすぎは禁忌になっています。
肝臓は栄養分を貯蔵したり、体に利用されやすいものに作りかえたりする臓器で、偏食や嗜好優先の食事をやめて、バランスよく栄養を摂ることで肝臓を守りましょう。
運動量に合ったエネルギーを摂る
慢性肝炎の場合、肥満がない限り、健康時の所要量を目標として結構です。自分の体に適したエネルギー量を摂ることです。
食べ過ぎには要注意
糖質、蛋白質、脂質をとりすぎ、その上、運動不足となると、脂肪が体内に溜まり、脂肪肝にもなりやすいです。
食後の安静と適度の運動をする
食後、胃腸から吸収された栄養が血液を通して肝臓に送られ、体に役立つものに作りかえられます。肝臓に効率よく多くの血液が流れるように、食後30分程度横になって安静をした方がよいです。
また、肥満や脂肪肝にならないように、疲れないように適度な運動をするのも重要です。ウオーキングや散歩は理想的な運動です。
酒とタバコはやめる
アルコールの代謝は肝臓で行われるため、アルコールの摂取は肝臓に負担をかけます。元々働きが弱くなっている肝臓にこうした負担をかけると、肝炎の悪化に繋がりかねません。
タバコは血管を収縮して動脈硬化の原因になり、肝臓にも悪い影響を与えてしまいます。
常に楽しい気持ちを保つ
落ち込みやストレスが肝炎に様々な悪影響を与えます。常にリラックスし、楽しい気持ちで前向きに生きましょう。